審判判定補助(ビデオ判定)システム
現在、中国南寧市で開催されているBWFスディルマンカップ2019(世界バドミントン男女混合国別対抗戦)でもよく目にする「チャレンジ・システム」。バドミントンの大会での世界初導入は2013年。テニスが2006年…。
テニスのそれに比べてバドミントンの場合は「流れを切りたい、変えたい」目的でも結構利用されていると感じるのですが…。アイスホッケーしかり、カーレースしかり、人間の視覚の限界を超えた競技への導入は当然ですし大賛成で。世界卓球2019の「例の」判定で再燃の導入問題。
ビデオ判定導入の根本の目的は「ジャッジの公平性」。利用目的は大きく2種類に分けられるかと思います。
①ライン 判定 ⇨ IN or OUT 判定。
②有効・無効 判定 ⇨ 技 や ファウル の判定。
卓球の多くの場合は①でしょうからそちらに限定して考えてみますと…
現在、世界で導入されている「ライン判定」の殆どのシステムは、Hawk-Eye System。複数のハイスピードカメラでの撮影と超光速軌道解析システムを組み合わせた判定です。
2秒後には「判定が下されている」そうです。その後の表示方法は競技によって変わってくるのですが…。Hawk-EyeのHPを見ると判りますが、「コートが動かない競技」への導入ばかりです。サッカー、アイスホッケー等「ゴールが動く可能性のある競技」へも導入はされていますが、コートに描かれた?ライン自体は動かない訳で…。
で、卓球の場合です。2019世界卓球 WD FINALで問題になった
①レット か? と
②エッヂ か サイド か?
以前も考えましたが、テーブルが僅かでも動く可能性のある卓球で
「テーブルに直接設置しないハイスピードカメラによる撮影」では正確な判定は難しいと思います。またレット判定にしても「試合前の審判のネットの高さのチェックが雑に感じる」現在の状況では、元も子もない状況で…。エッヂかサイドかの前にまずネットの高さを正確にする事も行なって欲しい、とも思いますし…。結論としては
①審判判定補助システム導入 賛成🙋
正確に行なえるならビデオ判定でも
「打球の衝撃を感知するセンサー判定」でも賛成🙋
②ネットのセッティングを完璧に均一にしてから導入を。高さとテンション(張力)の両方でセッティングして欲しい。
2020 WTTTC、2020 東京五輪。そこでの盛り上がりに暗い影を落とさぬように、早めの試験導入を希望します。
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